講義・院生生活

在学生・修了生の声

修了生の声(平成21年度)

香川大学ビジネススクールを修了され、社会でご活躍の方々に思い出と印象を語っていただきました。

豊田 千恵さん 5期生

木村 正人さん 5期生

大西 正晃さん 5期生

大西 勲さん  5期生

豊田千恵さん
5期生
学歴:武庫川女子大学卒
職歴: 株式会社 五星
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
香川大学ビジネススクールを卒業して得たものは、友達です。今まで仕事ばかりをしていると異業種の人と会う機会がありませんでしたが、香川大学ビジネススクールにくることでいろいろな人と出会え、一緒に勉強することで友達になり、いろいろな考え方を学ぶことができました。卒業しても、相談し、励ましあえる友達を得ることができました。 また、2年間を通して勉強、プロジェクト演習、シンポジウム、飲み会を通して異業種の人達の考え方や、仕事の仕方を学び、論理的な思考、説明の難しさを痛感しました。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
イベントでは、1年時に行うシンポジウムがあります。このシンポジウムは、学生自らが企画・制作を行います。最初は、何から手をつければよいか全然検討もつきませんでしたが、先生や先輩に確認しながら1年生全員で力を合わせて考えていきました。作業段階では、いろいろな問題は起こりますが、一生に一度しかないような体験ができます。  2年時では、プロジェクト演習では研究課題を決定し、プロジェクト研究ではプロジェクト演習で決定した内容を研究する授業があります。私は、3人で農業について研究しましたが、本を読んだり、協議をしたり、聞取り調査を行い、毎週のように3人で集まっていました。仕事をしながら研究をすることはとても時間的に、体力的に労力を使いましたが、一生忘れる事のできない思い出となりました。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
異業種企業の人、年齢のさまざまな人と、コミュニケーションをとることができ、授業を通して、いろいろな考え方を学ぶことができます。  大学時代には味わえなかった自分から学ぼうとする気持ちにさせてくれることが魅力です。また、授業でのディベートや、発表を通して大勢の前で話すことができるようになります。  地域の事に深く触れることができ、香川県の再発見ができるようになると思います。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
仕事と学生生活の両立は大変ですが、夜遅くまで苦労して仕上げたレポートができたときの達成感はとても仕事では味合うことのできない感覚です。しかし、仕事と学生生活はとても難しく、仕事の段取りを否応なしに覚えることになりました。

これから受験を考えている方々にアドバイスをお願いします。
仕事ばかりをしている人、これから起業を考えている人に言いたいです。 この香川大学ビジネススクールは、地域の活性化、地域の問題、マネジメント等について考えている方には、いろいろな事を学べるところです。授業、大学生活、大学の仲間ととても充実した大学生活が待っています。仕事では、味わえない共同作業による充実感、人のつながり等入学しないとわからないことが沢山ありますので、是非是非入学してみてください。


木村文人さん
5期生
職歴: 中央三井信託銀行
プロジェクト研究テーマ: 従業員の「関係の質」を高める環境(組織)づくりの探求および新手法の提案と実践
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
卒業して得たものは色々ありました。やはりビジネスに直結するマネジメントなどの知識、様々な経歴をもった先生方や一緒に講義を受けた学生の視点・考え方に多くの得るものがありました。また、プロジェクト研究のテーマである『従業員の「関係の質」を高める環境(組織)づくりの探求および新手法の提案と実践』の取組みは、ゼロから課題を浮かび上がらせ、解決策を探求するプロセスでしたが、そのプロセスを通じ、管理職として自らの組織で自分がどのように対処していくべきかを明らかにできたことは大きな成果となっています。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
今まで受けた授業はすべて印象的でしたが、特にというと「四国経済事情」です。この授業では、普段はなかなかお会いすることが出来ない各分野のトップのお話を伺い、更には、その場で質問も出来ます。強く強くおすすめします。  イベントといえば、1年生が主催するシンポジウムが印象的です。私の場合は、副委員長という、どちらかというと裏方の立場で、運営に参加させていただきましたが、会場の予約から始まり、テーマ選定、パネリスト招聘、当日の会場運営と様々なチームに分かれ、それぞれのチームが開催前夜の夜遅くまで打合せを行い、当日を迎え、シンポジウムを成功させることが出来たことは、自分自身を成長させるとともに、学生同士のつながりを更に深めることが出来たと思います。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
実践ビジネスに役立つ講義はもちろんのこと、様々な実務家の先生からの生のビジネス知識が学べるのが魅力です。 又、様々な経歴をもった幅広い年齢層の学生が、授業の中で意見を述べ、様々な視点で理解を深めることが出来ます。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
地域マネジメント研究科のカリキュラムは社会人に配慮された時間割となっていますが、仕事が優先する局面は多少なりともあります。私はこれを極力少なくするために、朝早めに出社して仕事をしています。更に職場には授業のある日を周知して会議等の日程については配慮してもらっています。それでも、授業の事前課題やレポートを行う時間は夜遅くや日曜日に集中しますので、時間管理は非常に重要です。

これから受験を考えている方々にアドバイスをお願いします。
地域マネジメント研究科で何かを身に着けたいけど、仕事の両立や授業についていけるかなと受験を迷っている方、地域マネジメント研究科での2年間はあなたの人生にとって大変有意義なものになると思います。何事もポジティブに考え、歩みを1つ進めてみてはどうですか。

その他意見、コメントなど。
地域マネジメント研究科で学ぶことは、知識の習得だけでなく、人とのつながり、地域とのつながりを深める絶好の機会だと思います。



大西 正晃さん
5期生
職歴:株式会社百十四銀行
プロジェクト研究のテーマ:
香川県における農業ブランド化
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
今までより考え方の幅が広がったと感じています。本ビジネススクールでは地域活性化と経営について様々な角度から考えます。アカウンティング(会計)のように職業柄なじみのある分野もあれば、生産管理や地域公共政策など全く一から学ぶ分野も多くあり、結果として自分の強み、弱みを知ることができたと思います。 また、不慣れな分野であっても、異なるキャリアを持つ学生同士で親しく意見交換することで、自分の意見を持って考えることができるようになりました。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
1年生の9月に行ったシンポジウムが最も印象に残りました。 「ワークライフバランス」をテーマとして、発想の良いアイデアは色々出るものの、実際に使える仕組みを考えるのは非常に困難でした。 大人数で何かをつくり上げていくことは難しいのですが、仲間と協力して意見を出し合ってできたシンポジウムは一生忘れない思い出であり、たくさんの気づきを与えてくれました。 今まで受けた授業はすべて印象的でしたが、特にというと「四国経済事情」です。この授業では、普段はなかなかお会いすることが出来ない各分野のトップのお話を伺い、更には、その場で質問も出来ます。強く強くおすすめします。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
経営学と地域活性化を結びつけた特徴あるビジネススクールであることです。 学ぶことの課題が身近であり、自分達が日頃生活する地域社会の問題を掘り下げ、より良くする手がかりを考えることができます。 学んだことを仕事にも生活にも結び付けて活かすことができると思います。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
学生は、失敗しても間違えても、自分の考えを主張したり、やりたいことにチャレンジできる立場です。 気持ちのリフレッシュは学校でできていて、仕事にもプライベートにも活力を与えてくれました。 試験前は睡眠不足になる時もありましたが、同じ立場の学生同士、励ましあってきたので特に苦労は感じませんでした。 家族や職場の方々の理解の上に成り立つことですので、支えてくれている方々には大変感謝しています。

これから受験を考えられている方々にアドバイスをお願いします。
本ビジネススクールでは、幅広い知識、一生付き合っていける仲間など多くの財産を得られる機会があります。 人生に一度きりのチャンスと考え、毎日惰性に流されることなく、自分がこのビジネススクールを通じてどうなりたいのか、勉強したことをどう活かしていきたいのかを忘れずに、主体性を持って取り組めば、素晴らしい経験ができると思います。

大西勲さん
5期生
職歴: 善通寺市役所
プロジェクト研究テーマ: 埋蔵文化財を活用した地域活性化 ~善通寺市における歴史資源の活用方法と地域活性化ポテンシャルについての考察~
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
このビジネススクールを志望した理由は大きく3つでした。①大学時代に力を入れなかった会計について勉強したい、②論理的思考、論文作成能力を身につけたい、③様々な業界の人と交流し自分のレベルアップにつなげたい、という3つの目標でした。これら目標達成はできたのですが、その他にも多くの知識と経験を得ることができました。そして、仕事と両立しながらここのカリキュラムをやり遂げたことに対する自信を得ました。また、さまざまな業界の人と知り合い、切磋琢磨しながら築いた人的ネットワークはこれから地域で仕事をしていく中で大きな財産になると思います。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
できるだけ、多くのイベントに参加しようと考えていました。ボランティアとしてイベントも時間が許す限り参加していきました。そのなかで、自分の今まで触れることのなかった人たちと触れ合うことができました。特に印象的だったのは、さぬき映画祭で映画監督さんや女優さんとのシンポジウムを手伝わせていただきましたが、今まで触れることのできなかった世界の話を見聞きすることができ、貴重な経験が出来たと思います。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
さまざまなバックグラウンドの方々と同じ場を共有できることです。今までに公私において様々な世界の人と交流をしてきたつもりでした。しかし、実際に同じ教室で、議論したり研究したりすると、今までの他業種の人たちとの交流より、深い関係が得られました。四国において、香川大学ビジネススクールはこうした貴重な経験が出来る数少ない場所です。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
学校の課題やグループワークがハードで、特に1年次は大変でした。まだ30代前半ということもあり、寝る時間を削り、体力にものをいわせて乗り切りました。自宅が遠く、片道1時間ほどかかるため、ほとんど寝られずに仕事に行った日もありました。しかし、貴重な経験をさせてもらっている充実感から、あまり苦しいとは思いませんでした。また、職場の上司も状況を非常に良く理解してくれて、職務の割り振りで配慮をいただいたことも両立する上で大きかったと思います。多くの人に支えられて2年間を乗り切りました。

これから受験を考えている方々にアドバイスをお願いします。
ここでは、求めて頑張れば多くを得ることができ、気を抜けば持ち帰られるものが少なくなるところだと思います。人生の中の貴重な2年間をここで過ごすなら、貪欲に多くの目標をもち、この場での努力を楽しんでいかれることをお勧めします。大切なのは「学位」よりも「この場でこそ得られるもの」だとおもいます。ぜひ多くの良き経験を持ちかえってください