講義・院生生活

在学生・修了生の声

修了生の声(平成22年度)

香川大学ビジネススクールを修了され、社会でご活躍の方々に思い出と印象を語っていただきました。

関口 陽一さん 6期生

三好 久美子さん 6期生

大西 正泰さん 6期生

関口 陽一さん
5期生
勤務先歴:金融機関勤務
プロジェクト研究のテーマ:さぬきうどんの上海展開戦略
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
物事を論理的かつ系統的に考えると同時に、他の方々にわかりやすく自分の考えを説明することの大切さを再認識しました。プロジェクト研究では、自分の考えを初めて聞く先生方や同級生に理解していただけるよう、どのように根拠となる情報を収集・整理し、それらをもとに、いかにしてストーリー性のある説明をするか、毎週、トレーニングを積ませていただきました。先生方の鋭いご指摘に返答できないことも何度もありましたが、この経験は、日々の仕事を進める際に、とても役に立っています。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
1年のときに受講した各授業も、聞くだけでなく、グループでのディスカッションや発表などを取り混ぜた内容で、学生達との意見交換等を通じて多くの新しい気づきがありましたが、最も印象に残っているのは2年で履修したプロジェクト研究です。自分が興味のあるテーマについて先生方や同級生から貴重なご意見をいただいたおかげで視野が広がり、充実した研究をできました。また、他の同級生の様々なテーマの研究発表を聞くことで、自分の知らなかった分野の見聞を深めることができ、こちらも大変勉強になりました。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
香川大学ビジネススクールには、幅広い年代や職歴の学生達が集まっているので、勤務先とは違った出会いがあります。また、授業においては、専任の先生だけではなく、地域を代表する経営者の方々のお話しを直接おうかがいする機会もあります。日常の仕事を中心とする生活だけでは接点がなかったかもしれない様々な方々と出会い、そして年齢や肩書を必ずしも意識せずにお話し、お付き合いできる機会を得られるのが、香川大学ビジネススクールの魅力だと思います。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
勉強時間の捻出には当初は苦労しました。私の場合は、いろいろ試した結果、平日は朝、従来よりも早く起床して少しでも勉強する時間を確保したうえで、早めに出勤して仕事をする生活スタイルに変えたところ、最も効率よく生活できるようになりました。週末は、子どもがまだ小さいので、子どもと一緒に過ごすべきだったのでしょうが、何度か妻に無理を言って図書館に資料収集などに行かせてもらいました。職場だけでなく、家族の理解と協力がなければ勉強を続けることはできなかったと思うので、家族にも大変感謝しています。

これから受験を考えている方々にアドバイスをお願いします。
入学した後にも多くの新しい気づきがありますが、何を勉強したいのか、修了後にどのようなことをしたいのかが明確であれば、授業に臨む姿勢も変わってきます。これまでのご自身のご経験やご関心を踏まえ、入学する目的を明確にしたうえで受験をご検討されることをお勧めします。香川大学ビジネススクールには多様なご経歴、ご専門をお持ちの先生方、そして学生達が揃っていますので、しっかりした問題意識を持っていれば、授業やインフォーマルな会合などを通じて得るものがより多くなり、学生生活が一層有意義になると思います。

その他のご意見・コメント等 
社会はものすごいスピードで変化しています。日ごろから問題意識や知的好奇心を持ち、情報に対してアンテナを張っていないと、惰性に流されて社会の動きについていけなくなってしまいます。私自身は、授業を通じて地域や世界の最新動向、経済活動を裏付ける理論に接して、この2年間で当初期待していた以上に多くのことを学びました。学んだことは、仕事等で他の組織の方などとお話しをする際に大変役立っています。香川大学ビジネススクールで、多彩な先生方、学生達とともに時代の一歩先に向かって踏み出してみませんか?


三好 久美子さん
5期生
勤務先:高松市役所
プロジェクト研究テーマ: 地方都市における自主映画監督のネットワークとキャリア形成―創造的人材の育成と支援についての考察―
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
何よりもまず,素晴らしい先生方や同僚に出会えたことが大きいです。職場だけでは得られない貴重なネットワークを得ることができました。 また,ものの見方が確実に変わりました。何気ないものごとに実は多くの要素が詰まっていて,それらを理論的に捉えることを鍛えてもらったように思います。そのことは,自らが属する地域に何があるのか,何が起こっているのかを見る目を養うことでもありました。 地域マネジメント研究科での2年間をいかして,地域が今後どうなっていくのか,これからどうすればいいのかを考えていきたいと思います。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
1年時では,「四国経済事情」は第一線で活躍されている多くの方のお話を直に聞けます。ディスカッション形式の講義はエキサイティングでとても楽しいです。(たまにずれた発言をしてしまって恥ずかしい思いもしますが,それもいい経験になります)公務員としては,「マーケティング・マネジメント」や「組織行動論」,「事業創造論」などがとても新鮮に感じられました。また,2年時に履修した「産業クラスター論」「イノベーション・マネジメント」「地域活性化とPPP」は,具体的で実践的な内容で本当におもしろかったです。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
産官学連携により,各方面の素晴らしい講師がそろっています。また,学生からの問いかけに真摯に対応していただけるのがありがたいです。学生も様々な立場の方が集まるので,話をするだけでも刺激になり,とても楽しくフレンドリーな雰囲気です。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
講義が主に夜間と土曜日にあるので時間的にはやりくりしやすいですが,講義のある日の残業は可能なら避けてもらうよう職場に依頼したり,逆に仕事の都合で出席できない講義は同級生に資料の確保をお願いするなど,周囲に協力いただきました。生活にメリハリが出るので精神的にはそれほど苦ではないかもしれません。

これから受験を考えている方々にアドバイスをお願いします。
うっすらとでもいいので,学んだことをどう生かすかを意識するといいと思います。学ぶうちに目標がはっきりしてきます。どんな方でも,仕事あるいは勉強した経験の中で,もっと知りたいこと,疑問に思うことというのがあると思いますので,それを見つめ直してみると目標が立てやすいでしょう。 社会に貢献するとか,リーダーシップをとれるようになるとか,明るい将来像と希望を持って取り組めばモチベーションもあがるのではないでしょうか。

その他意見、コメントなど。
同じ勉強するにしても「これはこういうことだったのか」と実感を伴うので,学生とは違った感じ方になります。それが社会人になってから勉強することの醍醐味だと思います。畑違いだからとか,自信がないからという理由で迷われている方でも,何とかしたいという思いがあれば,きっと実りある時間を過ごせると思います。分からないことは講師の方々が答えてくれますし,誤りは正してくれます。また利害を超えた仲間ができるので心強いです。失敗を恐れずにチャレンジしてください。



大西 正泰さん
6期生
勤務先:経営コンサルタント「
プロジェクト研究のテーマ:
社会起業型クラスターにおける“成長の持続性”に関する一考察
 

香川大学ビジネススクールを卒業して得たものを教えてください。
かっこよくいえば、新たな自分と仲間です。ビジネススクールに通って、先生や仲間たちと議論して、勉強が意外と楽しいと思える自分に気付いたこと。仲間といると、何かできそうな気持にさせてくれる。こういうのって、なかなか大人になると感じられない、貴重な体験です。  学びのない人生なんて、やっぱりつまらないです。  実のところ、修了せずに、ずっと通い続けて学びたいというのが本心(笑)です。

香川大学ビジネススクールでの特に印象的な授業・イベント・出来事などお教えください。
印象的な授業には3つの特徴がありました。 1つは、“現場の声”です。普通なら名刺交換できない有名経営者が話す「四国経済事情」では、経営者のナマの声が伝わってきます。2つめは、“MBAらしい授業”です。MBAの基本は“考え方=フレームワーク”を身につける点にあると思います。起業に必要なフレームワークを体感できる「事業創造論」「産業クラスター論」「ディスクロージャー戦略」は、私がボストンで触れたMBAそのものでした。3つめは、“地方ならでは”です。いま“そこの街”“むこうの村”を活性化させている仕掛け人の声が聴けます。夜6時から非日常の学びができるのが印象ぶかいです。   そして何よりも思い出深いのは、毎年9月の合宿です。とにかく大人げない遊びしかした覚えがありません(笑)。人生経験のある仲間との何気ない一言に感動したり、笑ったり。

香川大学ビジネススクールの魅力を教えてください。
“人との出会い”に最大の魅力があります。ビジネススクールの先生はもとより、外部からゲストで訪れる経営者や仕掛け人に、直に話を聞け、そして関わることができ、仕事の幅が広がっていきます。大人になって、“師匠”と呼べる人々に再び出会えるチャンスがあるのは、最大の魅力です。そして“得難い仲間”を得ることができます。今住んでいる街をどうにかしたいと思う異年齢で異業種の話し合える仲間は、一生の財産だと思っています。 これらの“人との出会い”から、化学反応を起こしていけるのが、本ビジネススクールの最大の魅力ではないかと日々感じています。

仕事と学生生活をどのように両立しましたか。
仕事が6時までにはなかなか終わりません(笑)。ですので、日々タイムマネジメントです。最小コストで最大利益を生み出すように、授業を最小限選び、そして仲間との情報共有を密にとることで、最大の利益を生み出すように努めています。家族サービスは、なかなかそういうわけにいっていませんが。

これから受験を考えられている方々にアドバイスをお願いします。
MBAは“刺激”です。TOKYOとは違うビジネスを摸索したい、街作りがしたい人にはぜひ来ていただきたいと思います。飛び込んでみる価値がビジネススクールにはあると思います。と同時に、ビジネススクールは、学び手の“感度”を養います。刺激を大きく感じるのも小さく感じるのも、みなさん次第です。与えられる刺激でなく、自ら刺激を作れる人には、オススメの“場”です。ビジネススクールに通えない理由を考えないでください。通えるように現実を変えればいいのです。私は、1年間でビジネススクールに支払った分の価値をいただけました。ぜひみなさまが、私たちの仲間になっていただくことを願っています。同じ勉強するにしても「これはこういうことだったのか」と実感を伴うので,学生とは違った感じ方になります。それが社会人になってから勉強することの醍醐味だと思います。畑違いだからとか,自信がないからという理由で迷われている方でも,何とかしたいという思いがあれば,きっと実りある時間を過ごせると思います。分からないことは講師の方々が答えてくれますし,誤りは正してくれます。また利害を超えた仲間ができるので心強いです。失敗を恐れずにチャレンジしてください。

その他のご意見・コメント等。
私は、ビジネススクールの講演会に来ていた起業家の誘いで転職してしまいました。人生というのは、“動いている”と、いとも簡単に変わるものだと思います。日常の刺激に飢えている人に、ぜひ、“前へ”動いてほしいなと思っています。