教員紹介(50音順)

中村 正伸 (nakamura.masanobu)
研究科長
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アカウンティング
マネジメント・アカウンティング
研究倫理

アカウンティングでは、会計に期待されている役割を考察します。数年前発覚した内資大手企業や監査法人を巡る会計不祥事を頭の片隅に置く必要はあるものの、そもそも会計の果たす役割について、過去・現在・未来の時間軸で検討したいと思います。マネジメント・アカウンティングでは、その目的である組織のメンバーの「動機付け」を念頭に議論を行います。組織・個々人の責任を明確にして、前向きな気持ちを持たせてやらせてみる、そしてその業績を評価する。その役割を担うのがマネジメント・アカウンティングです。組織は生き残りをかけて変化へ対応する必要があります。そのためにマネジメント・アカウンティングが果たす役割を皆さんと考えたいと思います。

原 真志  (hara.shinji)
副研究科長
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地域マネジメント論
クリエイティビティと地域活性化
ライフアントレプレナーシップ

[地域マネジメント論]
地域のマネジメントには何が求められるか?企業にとって地域の意味は何か?地域の様々な課題を解決するポイントは何か?ネットワーク・知識創造・リーダーシップ・クリエイティビティ・信頼・エフェクチュエーションなどのテーマを、ケースと理論の両面から考えます。地域活性化に取組む際に共通して必要な考え方を身につけ、本物の実践的思考力を養う場を提供します。

[クリエイティビティと地域活性化]
地域の隠れた魅力に光をあて、地域の要素を効果的に組み込んだ深いストーリーの映画脚本作成と、映画と地域資源のコラボによるビジネスプランの作成により、個性あるクリエイティビティを発揮しての地域活性化を目指します。

[実践型クリエイティブワーク演習]
地域映画や地域版ブランデッドコンテンツの脚本を練り上げる実践的演習を行います。

大﨑 孝徳 (osaki.takanori)
教授
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マーケティング戦略
マーケティング・リサーチ
研究倫理

[マーケティング戦略]
マーケティングを戦略的に実行していくための考え方及び手法について学びます。具体的には、マーケティング戦略の基礎となる事業戦略および競争地位別戦略、STP、マーケティング・ミックス(商品・価格・流通・プロモーション)戦略について検討します。さらに、近年注目される「消費者との関係性」「ブランド」「グローバル」「社会」といったキーワードと関わるマーケティングの戦略的実行に関して理解を深めます。

[マーケティング・リサーチ]
マーケティングの意思決定を支援するために必要な情報の収集・分析について学びます。具体的には、マーケティング・リサーチの概念、プロセス、定性・定量調査、消費者ニーズの把握、新製品・サービス開発など、実践的なテーマを取り上げます。

滝 聖子 (taki.seiko)
教授
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意思決定分析
インダストリアル・マネジメント

[意思決定分析]
各組織の管理職・経営者は様々な日々の意思決定を定量的な手法を用いて実行する必要があります。あらゆる組織では常に判断と決断が求められ、間違うと致命的損害を与える場合もあります。情報化社会において、戦略的な意思決定や企画・立案した新規事業の採算性の分析とその評価、リスクの把握、感度分析などを行うためのシミュレーション技法を講義します。

[インダストリアル・マネジメント]
インダストリアル・マネジメント(経営工学)とは、経営上の諸問題を発見して解決するための工学的アプローチを基本としたマネジメント技術です。生産・製造だけでなく、現在の様々な形態、サービスに携わる組織も対象に、業務上の無駄を可視化して問題点を把握し、改善するための手法を学びます。

西中 美和 (nishinaka.miwa)
教授
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経営戦略
サービス・マネジメント
Strategic Roadmapping(戦略ロードマッピング)
四国経済事情 (地域活性化と企業経営)

[経営戦略]
組織が価値を創出し将来展望を考える上で重要な、事業定義の考え方、競争優位を築くための戦略、コア・コンピタンス等に関わる、代表的な経営戦略の理論とフレームワークを、実際の事例を交えながらの講義や、討議を通じて体系的に習得できます。

[サービス・マネジメント]
価値共創、ウェルビーイング、ホスピタリティ、共感、信頼等、サービスシステムを構築するために必要な代表的理論と方法論を、事例や演習を通じて体系的に習得できます。

[Strategic Roadmapping]
ロードマッピングは、社会との関りを戦略的・俯瞰的に考え、将来にわたる流れを可視化するための手法です。組織間での認識合わせや意思統一などにも使用されます。この手法により様々な計画の作成ができます(英語授業)。

三好 秀和 (miyoshi.hidekazu)
教授
総覧

ファイナンス・マネジメント
中小企業ファイナンスと事業承継

ファイナンス・マネジメントの講義対象は企業です。企業経営と金融・資本市場とがどのような関わりをもって経済活動をおこなっているのかを検討します。 初学者向けの基本科目であることを踏まえてファイナンスの基本概念が身に着くように講義します。中小企業ファイナンスと事業承継は応用科目です。 企業の生成から成長、発展し、株式を公開し上場するまでをファイナンスの3つ(自己資本、借入、ベンチャーキャピタルによる出資)の観点から検討します。 受講生は自らシミュレーション上の起業をしながら企業の成長プロセスが体感できます。その成長過程でコーポレートファイナンスの主要な技法を学ぶことができます。 さらに、中小企業の課題である事業承継の方法論を学びます。

吉澤 康代  (yoshizawa.yasuyo)
教授
総覧

組織行動論
人的資源管理論
アントレプレナーシップ育成(演習編)

グローバル、ダイバーシティが進展する中、多様な「人」といかに向き合い、組織力を高めていくのか。次世代のマネジメントに求められる視点です。 そのような「人」に焦点を当てた科目が「組織行動論」「人的資源管理論」です。いずれの科目も理論だけでなく、ケースをもとにディスカッションやグループワークを通じて学んでいきます。実践から学ぶ「アントレプレナーシップ育成」にも携わっています。

[組織行動論]
個人、集団、組織が陥りやすい課題を整理し、個人の意識・態度・行動(パーソナリティ、コミュニケーション、コミットメント、リーダーシップなど)を活性化し、その集合体となる組織の成果(組織風土、組織変革など)をいかに高めていくのかについて考えます。

[人的資源管理論]
人材マネジメントの古典的な機能は「序列」「評価」「報酬」「配置・異動・昇格」「教育・開発」です。これらの機能は経営のカスケーディング、すなわち組織の「ミッション」「ビジョン」「方針」「戦略」の流れを汲んで運用される必要があり、それを「戦略的人的資源管理」と言います。 人材マネジメントの機能を理解し、戦略的人的資源管理について考えます。

佐藤 勝典  (sato.katsunori)
准教授
総覧

社会起業家論
地域活性化と観光創造
四国経済事情(地域活性化と地域資源)

[社会起業家論]
現代社会では、貧困、ニートや障害者など社会的弱者に関する様々な社会的課題が起きている。これらの課題をビジネスの手法を用いて収益を上げながら事業性を兼ね備えて解決しようとする社会起業家に注目して理論と実態の両面から講義を行う。

[地域活性化と観光創造]
四国ツーリズム創造機構と四国経済団体連合会の提供講義である。四国各地を中心として観光関係で活躍するゲストスピーカーに講演してもらう。その後、講演をもとにディスカッションを行うことで、受講生の理解を深め、地域社会や所属する組織での活用を検討する。

島根 哲哉  (shimane.tetsuya)
准教授
総覧

統計分析
都市・環境政策の経済評価

[統計分析]
個人の経験のみによらない客観的な“事実”を理解することが、様々な場面で求められています。“事実”を見つけ出すためには、集めたデータを統計学的な観点から分析することが有用です。この講義では、サンプルデータを分析する実習を交えて、統計学の基礎を理解し、実践的な分析スキルの獲得を目指します。

[都市・環境政策の経済評価]
事実に基づいた判断が、政策決定や経営判断の場で重視されつつあります。そのためには、理論的な知見に基づいて問題をモデル化することと、政策がもたらす結果の変化を明らかにするために定量的にデータで分析を行うことが必要です。 この講義ではいくつかの都市・環境政策について経済学モデルを通じて考察し、その成果を定量的に評価する方法を学びます。

長町 康平 (nagamachi.kohei)
准教授
総覧

経済分析
地域経済分析
四国経済事情(地域活性化と地域政策)
教員個人ホームページ

[経済分析]
家計・企業等の経済主体の意思決定問題とそこから派生する市場・非市場における諸現象を分析対象とするミクロ経済学を体系的に学びます。 経済学の基礎であるミクロ経済学を学ぶことで経済学の応用分野へ進む基礎力を提供すると同時に、経済情勢や経済政策の意義・必要性を大局的な視点から理解する能力を身につけます。

[地域経済分析]
地域(都市を含む)の経済活動を分析するための経済学を学びます。具体的には、なぜ都市が存在するのか、都市の人口規模はどのように決まるのか、といった基本的内容やその他地域の経済活動を理解する際に役立つ視点を学びます。 また、都市が世界の貿易拠点である点を考慮し、国際貿易についても経済学的視点から学びます。

松下 元則 (matsushita.motonori)
准教授
総覧

経営管理論
定性的研究方法論

[経営管理論]
経営管理論は、組織の管理・運営を研究する学問です。この講義では、組織の構造に注目するマクロ組織論を中心に、組織を管理する際に必要となる経営管理論の基本的な知識を解説します。

[定性的研究方法論]
定性的研究では、インタビューや参与観察、歴史資料等から、文章が中心となっているデータを集めて、日常言語に近い言葉による記述と分析を行います。この講義では、実習を交えながら、フィールドワークなどの定性的研究の方法を解説します。

廣川 淨之 (hirokawa.kiyoyuki)
特命教授
総覧

自治体財政政策
地域公共政策
実践型地域活性化演習

[自治体財政政策]
地域活性化に大きな役割を果たす自治体の基盤となる財政制度について、国と自治体との財源をめぐる課題や各自治体の予算編成手法、チェック機能などの財政運営について学ぶとともに、身近な自治体の財政指標について分析します。

[地域公共政策]
地方創生が提唱されて10年、これまで取り組まれてきた公共政策に係る諸制度や社会動向を踏まえ、あらためて地域の現状分析を行うことで課題を客観的に認識するとともに、具体的な実例も参考にしながら公共政策の取り組みについて探求します。

[実践型地域活性化演習]
国や自治体の地域活性化策を把握した上で、香川県や四国地域での活性化に取り組む事例や課題を取り上げ、事業者や団体等とのディスカッションや交流を通して課題解決方法について考察するとともに、実践的な検討も行っていきます。

山本 靖 (yamamoto.yasushi)
特命教授
総覧

国際経営
事業構想論

[国際経営]
香川県を含む四国地方の企業の課題の一つは、海外展開とグローバル・ビジネスをいつ、どうやって進めるのかという点にあります。 このチャレンジに必要な国際経営における経営理論ならびに海外進出時のプロセスや意思決定について学びます。国際社会で活躍できかつ企業・組織内で活用できる教養とマネジメント能力を身に付けます。

[事業構想論]
起業家活動、ベンチャー企業経営、ファミリービジネス、産官学連携、事業再生、スピンオフ、NPO、起業家精神の背景にある米国哲学等のケース・メソッドによる学習、ゲスト講師の講話から新しい知識獲得、理論書の輪読等を通じて、ビジネスプランあるいは小論文を論述できる能力、学会で研究発表できる能力を身に付けます。

徳倉 康之 (tokukura.yasuyuki)
特命准教授
総覧

ライフアントレプレナーシップ

本講義では地域特性、課題解決、経営者個人の思考、経営の継承等により「新しいスタイルの経営者」の存在が散見されるようになりました。 そこでこの新しいスタイルの経営者を「ライフアントレプレナー」ととらえ、地域における起業・創業・複業・継承の在り方を学び、起業家マインドやそれを支える地域リーダーの養成を目指します。 このライフアントレプレナーとは「個人のライフ(生活)から社会にイノベーションを起こし、自分と周囲の人生を豊かにそして満足できるものに変える起業家。成熟社会においての起業家タイプの一つ」と定義し授業を進めます。 授業では実際の経営者をお招きし、事業内容の説明はもちろんの事、院生との対話の時間を取り率直な議論を交わす事も想定しています。

西村 美樹 (nishimura.miki)
特命講師
総覧

アントレプレナーシップ育成(演習編)

アントレプレナーシップ育成(演習編)は、地域社会における課題の発見とその解決方法を探るため、フィールドワーク等の体験型学習を通じて、課題の設定、解決方法、そして結果発表等のスキルを身につけていくことでアントレプレナーシップを養成します。 2024年度は、地域の持続可能な未来創造をテーマに「瀬戸内海食」をコンセプトとして、民間事業者や自治体などと協力し、地域の食を活用したビジネスや観光コンテンツ造成などによる地域活性化の事業プランを考案します。 このアントレプレナーシップ・プログラムは、演習編で提案した企画内容に対して次年度は道場編を開講し、課題解決に必要な戦略や政策を立案・実行することのできる人材の育成を目指します。




■客員教授

  國村   年 (國村公認会計士事務所 所長)

  沼田  秀穂 (大和大学政治経済学部 教授)

●教員のメールアドレスについて
各教員の項目に氏名とメールアカウント名を「氏名 (アカウント名)」の形式で記載しています。
メールアドレスは「アカウント名@kagawa-u.ac.jp」となります。

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