Interview 修了生の声

Cace-23 
中山 智仁 Tomohito Nakayama 
地域マネジメント研究科19期生(川崎医療短期大学臨床工学科卒業、香川大学医学部附属病院)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 様々な理論や分析方法の習得と多種多様な仲間たちとの出会いです。地域マネジメント研究科での授業は私がこれまで触れてこなかった分野も多く、大変ではありましたが、それ以上に新たな知識を得られる新鮮な時間でした。 また、仲間たちから様々なアイディアが生み出されることに非常に驚かされ、多種多様な人材が集まることの強みを感じました。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 「社会起業家論」です。授業の中で「社会の課題」を考えた時に、自分自身が「医療的ケア児」(医療的ケアを必要とする子どもたち)のために仕事をしたいと考えていたことに気づくきっかけとなりました。 プロジェクト研究でも「医療的ケア児」をテーマに研究するなど、「社会起業家論」の授業は本当に大きな出会いでした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 様々な授業や仲間との出会いが、みなさんのこれからの人生に影響を与えると思います。私は入学当初に思い描いた研究テーマとはまったく別の研究テーマへと変化しました。また、さらに知識を深めたいと感じ、 博士課程への進学も決めました。皆さんも地域マネジメント研究科での出会いを通じて、自分自身が変わることを楽しんでください。

Cace-22 
久保 佳美 Yoshimi Kubo 
地域マネジメント研究科19期生(御茶の水女子大学文学部英文学英語学専攻、和洋国府台女子中学高等学校(2021.3まで) 現在は無職)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 第1に、新しい社会の見方です。教員として狭い世界で過ごしてきた私にとっては、経営学の視点から見ると全く違って見える事例があることに新鮮な驚きを感じました。 第2に、留学生を含む多世代、他業種の学ぶ仲間です。同じ志を持った1年先輩や、プロジェクト研究を通じて得た地域のボランティアの方々との繋がりも、今後の人生の貴重な財産です。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 「実践型地域活性化演習」でフィールドワークの険しさを知り、「事業構想論」で研究の土台を作り、「地域マネジメント論」で理論の応用を模索し、「定性的研究方法論」で分析法を学び、「クリティカルシンキング」で思考の癖を直せたことが、 自分の研究に繋がりました。プロジェクト研究は、ゼミの沼田教授の的確で親身なご指導のおかげでやり遂げることができました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 私は退職後「地域の居場所をつくりたい」という思いがあって入学をしました。60歳を過ぎての挑戦で、楽しくも苦しい日々でしたが、この2年間の学びは今後の人生を明るく照らす道しるべとなりました。 今では地マネが私の「い〜場所」になっています。人生100年時代です。社会経験を積んでからの学びは、なんとも刺激的で、あなたを活性化させるでしょう。

Cace-21 
井上 郷平 Kyohei Inoue 
地域マネジメント研究科19期生(大阪市立大学(現・大阪公立大学)法学部法学科卒業、神戸大学大学院法学研究科修了、(株)阿波銀行(四国経済連合会へ派遣))

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. まず、地域社会、企業における様々な事象を分析する手法です。経営学の理論や分析・解析方法等を改めて学べる機会を得たことは幸運だったと思います。そのうえで、同期の仲間、先生方とのつながりを得たことが何物にも代えがたい「財産」です。 異なる業種、年代の方々と「同級生」として議論し、活動をした経験を今後の人生の糧にしたいと思っております。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 「地域」に重きを置くビジネススクールならではの講義として、「クリエイティビティと地域活性化」「実践型クリエイティブワーク演習」が特に印象に残っております。 最初で最後かもしれない?ショート動画の脚本作成や、ある島のPR動画の脚本作成のために仲間と島に何度も訪れ、住民や移住者の方々と交流したことは、日常の生活では味わえない貴重な体験でした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 諸先輩方が言うように、仕事と大学の両立は想像以上に大変で、家族や職場の方々の理解がなければ続けられなかったと思います。それでも「成長したい」と言う想いが少しでもあるなら、 「失敗を恐れずチャレンジできる環境」「本気で切磋琢磨できる仲間」「一緒に考え、導いてくれる先生方」が揃った地域マネジメント研究科に思い切って飛び込んでみて下さい。

Cace-20 
三善 那津希 Natsuki Miyoshi 
地域マネジメント研究科19期生(東京大学法学部卒業、総務省)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 生きた地域の学びとかけがえのない仲間です。私はこれまで地域に関わる仕事をしてきましたが、デスクワークが中心で、実際に地域にどんな人がいて、何が起こっているのかを知る機会がほとんどありませんでした。 大学院では、多様なバックグラウンドを持つ仲間に刺激を受けながら、多くの地域づくり実践者やフィールドワークに触れ、仕事の背骨を形成できました。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 学生シンポジウムとグループ討議です。学生シンポジウムでは、限られた時間の中で多くの人を巻き込みながら準備をしなければなりませんでしたが、多才な同期の皆さんの力で成功を収めることができました。 また、幾つもの授業でグループ討議の時間がありましたが、グループメンバーの発言には毎回新鮮な発見があり、楽しく学びを深めることができました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 私はこれまで学び直しをしたいと思いながらもなかなか一歩を踏むだすことができませんでした。地域マネジメント研究科を知った時、これだという直感があり、踏み出しましたが、想像以上に仕事に直結する学びや、地域にコミットした知識や経験を得ることができました。 大学院入学を迷っている方、ぜひ一歩を踏み出してみて下さい。そこには想像以上の世界が広がっています。

Cace-19 
石上 了子 Ryoko Ishigami 
地域マネジメント研究科18期生(早稲田大学第二文学部卒業、株式会社アクシス)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 香川とのつながりです。私は、東京から移住してきて1年目に地域マネジメント研究科の存在を知り、入学しました。知り合いもおらず、香川に関して何の知識も持ち合わせていませんでしたが、学校での学びを通し、良き仲間に恵まれ、女木島での地域活動に参加するきっかけをいただきました。香川の「人」と「地域」と繋がれたことは、私にとって大きな収穫です。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 「実践型クリエイティブワーク演習」です。映像作品を地域活性化の視点で紐解く授業は大変興味深く、日常の出来事を様々な角度から見つめてみる大切さを教わりました。また、女木島を舞台にした3分の映像作品を制作しました。3分という短い時間の中には、仲間との試行錯誤の思い出や島の人たちとのフィールドワークを行なった貴重な体験が詰まっています。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 大学院と聞くとハードルが高いイメージがあるかもしれません。確かに仕事との両立は時にハードでしたが、その先には、何気なく過ごす日々では絶対に巡り会えなかった素晴らしい出会いや機会が待っています。2年間はあっという間ですが、人生は100年時代。これからの生き方に選択肢を与えてくれるきっかけになると思うので、ぜひチャレンジして見てください。

Cace-18 
冨田 和希 Kazuki Tomita 
地域マネジメント研究科18期生 (香川大学法学部法学科卒業、さぬき市役所)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 知識・手法・仲間です。多くの理論やフレームワークを知りました。分析・解析の手法やツールを手に入れました。いくつになっても学ぶことは必要で、いくつになっても学べることも体感しました。そして何より、その学びの熱量の高い人材がこんなにも多く身近にいるということを知り、彼ら彼女らと仲間として繋がることが出来ました。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. コロナ禍で初めて経験するオンライン授業、学生シンポジウムでの初めて操作するライブ動画配信は、印象深いです。とにかく全ての授業が新鮮で、新たな学びを得るものばかりでしたが、特に「地域マネジメント論」で、地域の身近な事例の中に世界的な経済学の理論との重なりを見出したり、身近な経営者をそれらの理論で説明できることを体感したことは、衝撃体験でした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 他の同級生も語っているように、仕事と学業の両立は大変です。その大変な中で得られるモノは、若い時に手に入れるに越したことはないですが、それなりに社会経験を積んだアラフィフだからこそ気づける、実感を伴う学びがあります。誰も、今からでも決して遅くはありません。地マネの門を叩くことから、あなたのアップグレードが始まります。

Cace-17 
久森 陽一 Yoichi Hisamori 
地域マネジメント研究科18期生 (三重大学教育学部情報教育課程卒業、四国エンジニアリング株式会社)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 自分を成長させるための機会を頂いたと思います。地域マネジメント研究科には、様々なバックグラウンドを持つ人たちが集まります。多様な価値観のもとで、何の垣根もなく議論を交わすことが出来たことは、想像以上に楽しく、かけがえのない時間でした。凝り固まった「当たり前」という意識にメスを入れ、視野を広げることができる素晴らしい経験でした。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. どの授業も私にとって新鮮で思い出深く、差をつけるのが困難なのですが、組織行動論やファイナンスなど仕事に関係が深い授業は、自身過去の経験と照らし合わせながら興味深く学ぶことが出来たと感じています。また、地域マネジメント論は、先人から学びつつも「あなたならどうするか」と、答えのない問題に取り組む、非常にタフで心に残る授業でした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 仕事と学業の両立は想像以上に大変で、家族にも多くの協力をしてもらいました。地マネに何を求めるかは人それぞれで異なるでしょうが、自ら新しい環境に飛び込み今までと違う何かに挑戦したという事実は、私にとって大きな財産になったと思います。決して楽な選択ではないですが、少しでも何かを変えたいという気持ちがあるのであれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。

Cace-16 
川田 理絵 Rie Kawata 
地域マネジメント研究科18期生 (岐阜大学応用生物科学部卒業、四国水族館 管理部)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. ともに学びあ高め合える仲間、人とのつながり、幅広い知識、多方面からの物事の味方など、たくさんあります。中でも、一番は時間管理術です。繁忙期の残業や通学に片道1時間ほどかかることもあり、仕事と学生の両立が大変でした。常に優先順位と効率化を考えるようになり、以前より時間を上手に使える様になりました。これは仕事にも役立っています。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 組織行動論、人的資源管理論、ケースメソッド研究会です。これらに共通するケースメソッド教育は参加者が主体で、メンバーによって違う学びになります。異業種の社会人集団である地マネでのケース討議は刺激的で、多くの気づきがありました。研究会では自分の課題をケースに書き、討議しました。課題を客観的に捉えることができ、大きな成長に繋がりました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 失敗を恐れず、いろんなことに挑戦してみてください。社会人になると、なかなか失敗ができません。でも、地マネでは学生です。堂々と失敗し、そこから学んでください。MBAで学んだ理論が自分の経験に当てはまることを実感し、「経験から学ぶ」ことの重要性を認識しました。ぜひ、2年間精一杯学んで、一皮むけた自分と出会ってみてください。

Cace-15 
渡辺 敏彦 Toshihiko Watanabe 
地域マネジメント研究科17期生 (北里大学理学部、カノンキュア株式会社)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. MBA風に言うと人脈ですが、やはり新たな人との繋がりだと思います。同期の皆さんは もちろんのこと、今でもお付き合いの続く1年先輩、そしてプロジェクト研究を通じて得た地域の皆さんとの繋がりです。行政、アカデミック、企業、NPO、コミュニティに所属する地域の皆さんとのコミュニケーションは、狭い社会で過ごしてきた私にとっては新鮮な経験でした。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 個性的な講師陣の講義はすべて思い出深いのですが、特に強く印象に残っているのは1年のときのシンポジウムです。コロナ下のミーティングもままならない状況で、初めてのネット開催を成し遂げた実行メンバーの努力と頑張りにば心を動かされました。もうひとつはプロジェクト研究です海週ゼミで板谷教授の板谷節を聞くと励まされ、また頑張ることができました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. MBAなので、実際、単位取得もプロジェクト研究もとても大変です。でも地マネをH指そうとする方はそんな事は承知の上ですよね。私は地マネの講義が始まり、全く分野の異なる学問を学び始めたとき、新鮮な喜びを感じると共に自分が60歳を過ぎてさらに成長していることに気づき、楽しいと感じました。皆さんも、是非、地マネで講義や研究を楽しんでください。

Cace-14 
渡壁 美香 Mika Watakabe 
地域マネジメント研究科17期生 (宇部看護専門学校卒業 日本赤十字看護大学認定看護師教育過程終了、独立行政法人労働者健康安全機構 香川労災病院)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 新しい観点から物事を見ることができることで、入学後は今までの人生の中で、初めて医療者以外の多くの異業種の仲間と共に学ぶという貴重な経験をすることができました。入学当初は新型コロナウィルス感染症の影響で遠隔授業でしたが、キャンパスでの授業はすごく刺激的で新たな思考を学ぶことができました。私にとってかけがえのない貴重な経験でした。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 安定性的研究方法論の授業です。過去にインタビュー調査研究を実施した経験がありましたが、授業後は今までの自分の方法がいかに自己流であったのか目の当たりにし、すごく衝撃的な印象を受けました。研究は定性的研究方法で実施したいと思い、テキストを見ながら丁寧に、基本に忠実に実施していきました。とても大変な作業でしたが、その分達成感につながりました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. アドバイスは、時間管理を意識することです。日々時間管理を繰り返すことで、効率的に仕事を行うことや計画通りに課題に取り組むなど自分の中で、自己コントロール感が得られるように変化していきました。正直、仕事と学業の両立は大変でしたが、時間管理術は確実に身に付き、これからの自分の人生においてとても剌激的で貴重な体験ができます。

Cace-13 
山本 太基 Hiroki Yamamoto 
地域マネジメント研究科17期生 (関西学院大学商業部卒業、株式会社瀬戸内海放送)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 多様な価値観のもとで議論を交わすことのできる「機会」です。入学すると、同期生の異なるバックグラウンドと年齢の差に恐らく驚かれることでしょう。今までの社会人生活で常識ととらえてきた概念が、良い意味で一度破壊されます。この2年間を経た今、ケースなどをもとにした授業で仲間と一緒にアイディアを出し合う場はプライスレスだったと、そう感じます。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. アカウンティング・ファイナンス系、経営・組織マネジメント系などMBAならではの授業では、トークが楽しく魅力的な教員の皆様全員が印象に残っています。そうは言ってもここは地マネ。原研究科長の「地域マネジメント論」にて、優れた起業家の共通した思考プロセス「エフェクチュエーション」を知った時、これまでの前提が覆されて全身が雷に打たれた気分でした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. どのように杜会や地域と向き合っていくべきか、現在進行形で模索中の人にとっては素晴らしい機会が待っています。仕事や家庭で忙しく、時間を見つけるのはタフでしょう。しかしこの2年間は一瞬で過ぎ去ります。その一瞬の経験によって、今後数十年の人生で大切にすべき自分の「コア」を再確認でき、新しいチャレンジの背中を押してくれるきっかけになるかもしれません。

Cace-12 
福井 麻紀 Maki Fukui 
地域マネジメント研究科17期生 (香川短期大学幼児教育学科卒業、学校法人 くにとう幼稚園)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 挑戦力です。地域マネジメント研究科では、様々なバックグランドを持つ人たちが集まっているので、皆さんの豊富な知識や意見に刺激を受け、今まで気づけなかった視点に目を向けることで狭くなっていた視野が広がり、私自身の考え方も変わりました。また、価値観と知識が身についたことで様々な物事を前向き思考で捉えることができるようにもなりました。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A. 教育の現場で働く私にとって、地マネの授業はどれも新鮮で貴重な時間でしたが、中でも原研究科長の「実践型クリエイティブワーク演習」の授業はフィールドワークの現場調査など、検討を繰り返す中で歴史から地域活性化を図る脚本をメンバーと作成することが出来ました。更には、オーデイオドラマという形ではありますが一つの作品を完成させ、その過程で、人と地域、人と人の繋がりを感じる素晴らしい経験となりました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 仕事と学業の両立は正直、想像以上に大変でした。しかし、2年間という時間をとても短く感じたのは、その分褥たものが大きかったからだとも言えます。進化が求められる杜会だからこそ、地マネでの経験は自分を振り返るきっかけとなり、価値観を変えてくれる時問になると思います。新たな未来を築くための質的転換に向けて、是非、挑戦してもらいたいです。

Cace-11 
邑地 秀一郎 Shuichiro Murachi 
地域マネジメント研究科16期生 (早稲田大学教育学部英語英文科卒業、大手前高松中学・高等学校)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A. 「若さ」です。「挑戦しなくなること」を「老化」という言葉で定義するならば、地域マネジメント研究科の同級生には自分より「若い」人がたくさんいて、非常に良い刺激になりました。地マネで楽しい思い出もたくさんできましたが、一方で思うようにいかずに悔しい思いもたくさんしました。その全てが「青春」であり、自分が最近まで忘れかけていたものでした。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.私は地マネの授業が大好きでした。ディスカッション形式で行われる授業の中で、先生方や他の学生と熱い議論を交わすのが最高でした。特に印象に残っている授業は原研究科長の「クリエイティビティと地域活性化」という授業で映画の脚本を書いたことです。まさかMBAで脚本を書くとは思ってもいませんでしたが、脳の中の眠っていた細胞が活性化し、アイデアが湧いてくるようになりました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A. 「地マネに価値観変えてもらおう」というなら入学しない方がいいでしょう。個人の価値観というものは長年にわたってその人の中で醸成されるもので、少し環境を変えたくらいで簡単に変わるものではありません。しかし、私は地マネで2年間授業を受けながら今までの人生を振り返り、自分の価値観を再発見したり、それが絶対化したりする経験は多々ありました。地マネに行く前に、「自分が今どういうことに価値を感じるか」ということをハッキリさせてから入学すると面白いと思います。

Cace-10 
小澤 智子 Tomoko Ozawa 
地域マネジメント研究科16期生 (大東文化大学文学部卒業、公益財団法人 福武財団)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A.かけがえのない友人たちです。私たち16期生は幸いにして多くの交流の機会に恵まれました。経営学について門外漢だった私にとって、社会の異なる分野で活躍する同期たちとのグループディスカッションや共同作業は刺激そのもの。こうした異文化とも非日常とも言える場で友人と共有しながら身につけた専門知識や論理的思考。独学では得られない醍醐味です。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.佐藤准教授の「社会起業家論」で立案したビジネスプランで、ビジネスコンペに挑戦したことです。幸い一次審査を通過し、公開審査に向けたプレゼン指導では、閔教授が私の小さなアイデアの芽をていねいに育ててくださいました。そして今、同期とともに実現に向けてさらなる夢を描いている最中。こんな思いもよらない展開が地マネの日常のあちこちに転がっています。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A.ビジネススクールでの2年間は長いようであっという間です。一回一回の講義、一つ一つの行事が大切な時間です。在学中、仕事や家庭との両立で時間に追われる日々を過ごすのは事実ですが、そのうえに得られる充実感や達成感は計り知れません。時代の先端をいくアカデミズムの世界に身を投じることは、自分自身を見つめ直すと同時に、自分の殻を破る絶好のチャンスです。

Cace-09 
小山 真紀 Maki Koyama 
地域マネジメント研究科16期生 (関西大学卒業、朝日スチール工業株式会社)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A.入学前よりも、物事を多様な視点から考えるようになったと思います。行政や企業のトップの方々を招いての講義や異なるバックグラウンドを持つ仲間たちとのディスカッションを通じて、さまざまな価値観・意見に触れることができました。私にとってこの経験は大変刺激になり、自分を見つめ直し、狭くなっていた視野を一気に広げてくれる貴重な2年間となりました。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.グループワーク授業、シンポジウムや合宿と印象的な出来事だらけでしたが、一番を挙げるなら「プロジェクト研究」です。自分が選んだ課題に対して仮説を立て、調査・分析を行い、結論に導く。コロナ禍では思うように研究が進められず、焦りを感じることもありましたが、先生や同期たちの支えのおかげで完成することができ、達成感と感謝の気持ちでいっぱいです。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A.仕事と学業の両立に不安を感じている方は多いと思います。正直言って、業務後に講義を受けることは大変ですし、課題レポートに追われることもあります。しかし、その苦労以上の充実した2年間が待っています。刺激的な知識を与えてくださる先生方、さまざまなバックグラウンドを持った同期たちとの出会いは、きっと貴方の今後の人生にとって大きな財産になりますよ!

Cace-08 
三宅 智浩 Tomohiro Miyake 
地域マネジメント研究科15期生 (香川大学経済学部経済学科卒業、さぬき市役所)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A.物事を客観的・俯瞰的に見つめる視座です。豊富な知識を持つ教員やさまざまな経験を積んだ仲間たちとの出会いをきっかけに、社会人生活の中で狭まりつつあった視界が一気に開け、物事を多角的に切り出して見つめ直す大切さを再認識できました。この気づきを得たことで、これまで自分の中で積み重ねてきた知識や経験を、道具としてうまく使いこなせるようになったと感じています。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.香川大学ビジネススクールの特長を体現している授業「地域マネジメント論」です。事前課題として提示される理論文献を読み込んで受講生同士が議論する授業スタイルは、まさにビジネススクールといった感じですが、企業経営と公共政策という双方の視点から地域を見つめ直す議論は「地マネでしか味わえない学び」だと感じました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A.社会人として経験を積むにしたがって「失敗できる機会」はどんどん失われていきますが、社会人学生としてキャンパスで授業を受けている間は、周囲を気にすることなく大いに失敗を重ねることができますし、教員や仲間たちからはむしろ賞賛を浴びることができます。社会人生活を送る中で「学び直し」の機会を求めている皆さん、ぜひあなたもこの感動を体験してみてください。

Cace-07 
渡邊 陸斗 Rikuto Watanabe 
地域マネジメント研究科15期生 (岡山理科大学総合情報学部社会情報学科、ティーアンドエス株式会社内定)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A.物事を多角的に捉え、深く考える意識が少しずつ身に付いてきました。普段の講義からグループディスカッションが頻繁に行われているので、自分の捉え方や考え方とは異なる多様な意見に触れることができ、それが私自身の物の見方や考え方への大きな刺激になったと思います。そのような議論する機会が多い環境だったからこそ得られた意識だと感じています。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.地域活性化に関するオムニバス形式の講義です。当初、私は地域活性化に比べ経営学への興味の方が強かったのですが、地域活性化をテーマにした各講義を受けたことで、地域の魅力と可能性を強く実感しました。地域を中心に様々な業界を牽引されている方々が、地域ならではの小さな苦労について、そして今後の大きな目標など熱く語られている姿はとても印象的でした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A.本研究科は新卒が非常に少なく、何よりも馴染めるのかどうかが心配だと思います。でも、大丈夫です。一緒に学んでいく社会人の方は優しい方ばかりです。例えば議論でも、新卒の意見を興味津々で聞いてくれます。そして先生方も、社会人・新卒など関係無く丁寧に指導してくださるので、充実した環境で学べます。環境を理由に迷われているなら、是非その一歩を踏みだしてみてください。

Cace-06 
熊野 緑 Midori Kumano 
地域マネジメント研究科15期生 (香川県明善短期大学卒業、株式会社平井料理システム)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A.講義の中で学ぶ様々な理論を自身が所属する組織、業界、地域のことに当てはめて考える機会が多くあったことで理解が深まり、新たな視点を持つことができたことです。また、違う業種や業界で働く同級生の考え方や価値観に触れることは大変刺激になりました。自分の視野を広げる、とても貴重な経験ができたと感じています。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.1年生の時のシンポジウムです。生活の変化と課題の提出にまだ慣れない時期に、同じ境遇の仲間と授業外で何度も集まって話し合い、テーマを決め、フィールドワークやインタビューに出かけて、苦労しながらもシンポジウムとしての形に仕上げたことには達成感がありました。この経験が、その後の難しい課題やプロジェクト研究に取り組むエネルギーになりました。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A.仕事との両立を上手くできるのかが不安だと思います。課題をこなすことにも苦労はしますが、段々と慣れてくるものです。学んだことを仕事に活かそうと取り組んでいると、周囲の理解や協力も得られていくと思います。入学する前とは視点や考え方も変化し、確実に成長できた自分を実感しておりますので、地マネでの経験なくして今の自分がないと考えたら、チャレンジする価値はあります!

Cace-05 
藤田 真由美 Mayumi Fujita 
地域マネジメント研究科15期生(千葉大学卒業、まんのう公園管理センター)

Q. 香川大学ビジネススクールで得たものは何ですか?

A.管理職になった時にこれまでの仕事のやり方に行き詰まりを感じ、「マネジメント」をきちんと勉強したいと思いました。本研究科で体系的に学べたことは今後の仕事に指針を与えていただいたと思います。また、教室やゼミでは多様な年齢の多様なバックボーンの方々との意見交換がとても新鮮で、何より「学ぶことは楽しい」ということにあらためて気づかされました。

Q. これまでの学生生活の中で特に印象的だった授業やイベントは?

A.プロジェクト研究では、分からない、でも知りたいことに対して、いかに迫っていくのか、という方法を学びました。正解のない問いに向かって、仮説、調査、分析、という一連を“失敗してもそれもひとつの成果”と挑戦でき、問の立て方でいくつものアプローチがあることを学びました。同じゼミの仲間にも大いに助けられ刺激を受けたことも収穫でした。

Q. これから入学を考えている方々にアドバイスをお願いします。

A.当初は通いきれるか心配でしたが、本学に相談し挑戦しようと思いました。多少の遅刻でも先生、先輩、同期の皆がフォロー下さいました。遅くまで開いている図書館、パソコンで困った時に教えてくれる総合情報センター、各種セミナーやe-learningなど多様な機会もあります。学びの体制や環境は整っています。まず学びたい気持ちを大切に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。