地域活性化に貢献するリーダーを養成するため、本研究科は一般的なMBAに地域の要素を加え、経営系と地域公共系を融合したカリキュラムを構築しています。学生諸氏は、分析基礎科目、地域基礎科目、基礎科目、応用科目という4つのカテゴリーの中から、各々の問題の意識や志向性に沿って科目を選択し、地域の問題を的確に把握し解決する能力や、組織をマネジメントする能力などを身につけます。
■プロジェクト演習・研究が各4単位、他の科目は2単位、(特)は年度ごとに設置する特別講義。
■修了要件・・・基礎科目10単位以上、地域基礎科目4単位以上、分析基礎科目2単位以上、プロジェクト科目8単位。合計40単位以上。
科目群 | 授業科目 | 開講 | 担当教員名 |
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分析基礎科目群 | 統計分析 | 前期 | 高塚 創 |
ゲーム理論 | 後期 | 宍戸 榮徳(非常勤) | |
経済分析 | 前期 | 長町 康平 | |
地域基礎科目 | 四国経済事情 (地域活性化と地域政策) |
前期 | 高塚 創・非常勤 |
四国経済事情 (地域活性化と企業経営) |
後期 | 板谷 和彦・非常勤講師 | |
四国経済事情 (地域活性化と地域資源) |
集中 | 佐藤 勝典・非常勤講師 | |
基礎科目 | マネジメント戦略(総論) | 集中 | 板倉 宏昭 |
アカウンティング | 前期 | 中村 正伸 | |
組織行動論 | 前期 | 吉澤 康代 | |
経営管理論 | 前期 | 板谷 和彦 | |
マーケティング戦略 | 前期 | 閔 庚炫 | |
ファイナンス・マネジメント | 前期 | 三好 祐輔 | |
地域公共政策 | 前期 | 村山 卓 | |
自治体財政政策 | 後期 | 未定 | |
地域マネジメント論 | 後期 | 原 真志 | |
応用科目 | マネジメント戦略(各論) | 後期 | 板倉 宏昭 |
マーケティング・リサーチ | 集中 | 閔 庚炫 | |
マーケティング・マネジメント | 前期 | 大北 健一 | |
イノベーション・マネジメント | 前期 | 柴田 友厚(非常勤) | |
ビジネス・アカウンティング | 後期 | 國村 年 | |
マネジメント・アカウンティング | 後期 | 中村 正伸 | |
環境経営 | 集中 | 木全 晃 | |
人的資源管理論 | 後期 | 吉澤 康代 | |
国際経営 | 前期 | 反田 和成 | |
地域経済分析 | 後期 | 長町 康平 | |
費用便益分析 | 集中 | 那須 清吾(非常勤) | |
意思決定分析 | 前期 | 大北 健一 | |
経営リスク・マネジメント | 前期 | 志田 慎太郎(非常勤) | |
地域開発と資本市場の役割 | 前期 | 野村證券グループ提供講義 | |
事業創造論 | 前期 | 反田 和成 | |
企業倫理 | 前期 | 岡本 人志(非常勤) | |
社会企業家論 | 前期 | 佐藤 勝典 | |
クリエイビティと地域活性化 | 前期 | 原 真志 | |
特別講義 | 新産業政策 | 集中 | 田中 正躬(非常勤)他 |
地域マネジメントとファイナンス | 集中 | 三好 祐輔・非常勤講師 | |
地域産業連関分析 | 集中 | 井原 健雄(非常勤) | |
実践型地域活性化演習 | 集中 | 佐藤 勝典 | |
実践型クリエイティブワーク演習 | 集中 | 原 真志 | |
地域活性化と観光創造 | 後期 | 四国ツーリズム創造機構 四国経済連合会提供講義 |
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地域の中小企業と経済活性化 | 後期 | かがわ産業支援財団提供講義 | |
地域観光マネジメント | 後期 | 佐藤 勝典 | |
定性的研究方法論 | 後期 | 板谷 和彦 | |
プロジェクト科目 | プロジェクト演習 |
前期 | 全専任教員 |
プロジェクト研究 | 後期 | 全専任教員 | |
各科目をクリックすると講義の内容をご覧になれます。 |
プロジェクト演習・プロジェクト研究は、各自が持っている問題意識を解決するための実践的で総仕上げとなる重要な科目です。これまでに習得した知識を総動員して問題解決にあたり、最終的に報告書としてまとめます。高度専門職業人を育成するという本研究科の趣旨に照らして、報告書の内容は必ずしも学術論文には限定しておらず、例えばビジネスプランやケース等の多様な形態が考えられます。
各自の問題意識を中心として、類似した問題意識やテーマを共有している複数の学生でグループを形成し、プロジェクト演習(2年次前期)・研究(2年次後期)をすすめてゆきます。基本的には、個人で研究を行いますが、その過程で学生同士の共同研究に発展する場合もあります。複数の教員がグループの指導にあたり、具体的なすすめかたはグループ毎で異なります。
審査会は、9月の中間審査会と2月の最終審査会の2回開催し、学生がそれまでの研究成果概要を報告します。中間審査会では、プロジェクト演習の成果を審査し、プロジェクト研究のステップに進めるのかどうかを判断するものです。最終審査会は、プロジェクト研究の成果を審査し、最終的な合否判定を行うものです。審査会は一般公開しておりません。
最終審査会を通過したプロジェクト研究のうち、地域社会にとって特に有益で優れていると総合的に判断されるものを選び、それらの概要を学生が報告します。報告会は3月下旬に開催し、地域社会に対して一般公開されます。